ワイヤ・ケーブル導体寸法表(AWGサイズ)

a) mmG

日本電気工芸委員会電線標準調査委員会で選定された“ミリメートルゲージ”です。国内で一般的に用いるサイズで、JIS(日本工業会規格)及びJCS(日本電線工業会規格)に規定されています。

b) AWG

American Wire Gaugeの略で、アメリカで一般的に使用されている導体の寸法規格です。B&S (Brown and Sharp) Gaugeとも呼ばれます。
AWG No.4/0の外径を0.4600 インチ、AWG No.36の外径を0.0050インチと定め、この間を公比 の等比級数的に39に分けたものです。AWG No.10の導体抵抗はほぼ1Ω/1000フィート、線径はほぼ0.1インチです。

番号が大きくなると、線径は細くなります。番号と導体抵抗、質量の概略の関係は次のようになります。
番号が3つ大きくなる → 導体抵抗は約2倍、質量は約1/2
番号が6つ大きくなる → 導体抵抗は約4倍、質量は約1/4、線径は約1/2
番号が10大きくなる → 導体抵抗は約10倍、質量と断面積は約1/10

AWGサイズは、MIL規格やUL規格製品に使用されており、寸法公差や導体抵抗などは、電線の個別仕様規格ごとに定められています。
また、ASTM(アメリカ材料試験協会規格)に構造や試験方法の規定があります。AWGサイズでは、断面積を“サーキュラーミル(CM)”で表すことがあります。
これは、直径1ミル(1mil=0.001inch=0.0254mm)の円の面積を1CMとしたものです。次の表を用いて換算することができます。

  平方ミリメートル サーキュラーミル 平方インチ
平方ミリメートル 1 1973.5 0.001550
サーキュラーミル 0.00050671 1 0.7854x10-6
平方インチ 645.16 1.2732x106 1
1平方ミリメートル=1973.5CM=0.001550平方インチ
導体寸法表(表1-1-1)について
  1. 質量は軟銅線の比重8.89を用いて計算しています。
  2. 導体抵抗は、20℃における単心の最大規格値です。多心ケーブルにする場合は撚込率分を加えます。
  3. 導電率が異なる導体の電気抵抗を求める場合は、銀めっき軟銅線の抵抗値に(100/導電率)を掛け合わせます。
  4. 導体抵抗の値は、電線ケーブルの個別仕様規格(MILやUL規格など)に規定されている場合は、それらの値を優先します。
  5. 表中の全てのサイズについて、全導体種類(めっきや合金など)を準備しているわけではありません。
    表中または潤工社カタログにないサイズや種類については、ご相談ください。
表1-1-1 AWGサイズ導体寸法表